唸り、飛び掛り、牙が腕や脚を裂く。
痛さや恐怖感は言葉では表せませんでした。
それが毎日続きました。

いつ終わるとも知れない戦いでした。

でも、私以上に、彼自身が苦しんでいたのです。
人間を信じられず、
自らを守るための攻撃でした。

彼が言葉を話せたら、
彼はこんなにも苦しまずにすんだのかも知れません。
ですが、言葉を話せない彼でした。

私達は模索するしかなかったのです。

彼は少しは苦しみから解放されたのでしょうか?
もし、そうなら、
私にとってこれ以上の喜びはありません。


彼の幸せを望んでくれた全ての人たちに、
応援してくれた全ての人たちに、
心配してくれた全ての人たちに、
犬と生活する全ての人たちに、

ボー君は元気です。
それをお伝えしたいと思いました。
ボー君がやってきた